農家の戯言

戯言1



農家の戯れ言




はじめまして、私は当ホームページの管理人、園主の妻でございます。
ここでは、日々徒然に思う事なんかを書いていきたいと思っていますので
暇つぶしでも読んでやってください。




1. 忘れないでおこう
2. 自然淘汰
3. あめご釣り
4. 銀杏の木の下で
5. 柚子のトゲの不思議
6. 木守り
7. セントラルパークの銀杏
8. アンパンマン町!?
9. しだれ桜
10. 銀杏の花粉とり
11. カラスのえんどう
12. 竹の蘊蓄(うんちく)
13. 子供達の宝物
14. 土あけびとシカの角
15. ある日の柚子園
16. 迷い鳩
16. 巣立ちの日


 忘れないでおこう

これは私が子育て専業中だった一昔前の事、JAの広報誌に載った文章です。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今、4歳と1歳3ヶ月の子供の子育て真っ最中です。子育てをしていると木が、花が、虫が近くなってきます。子供とも散歩の中でことさらそれを感じます。竹林の木漏れ日の美しさ、雑木林に風渡る様、ぬけるように青く高い空。夕暮れのひぐらし(蝉)のせつなさ、自然の造形美に触れるたびに何か昔忘れていた大切なものを1つ1つ取り戻しているように思えます。

 私の家は山に囲まれた自然の中にありますが、その中にいても聞こうとしなければ、鳥のさえずり、木々のざわめき、川のせせらぎは聞こえててはきません。実に限りなく優しい自然の音です。
又、それは自然に心開いた者にしか聞こえてこないとも思えます。

忘れないでおこうと思います。
今は子育て専業中ですがこの先、忙しい時、農作業の手を止めて自然を愛でる心のゆとりを忘れないでおこうと思います。そして、子孫から預かった(インデアンの教え・・・豊かな自然は祖先から受け継いだものではなく、子孫から預かっているもの)この自然の中で、木や花や石がそこにあるべくしてあるように、私もここでいきていけたらと思います。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

うん、うん、忘れてないと思います。それなりに楽しんでやっています。草刈りをして汗だくになって顔まで真っ赤になった時にふいてくる心地よい風。”これは、私の風。がんばったご褒美の風”と感謝してやっています。
うれしい時は思いっきり幸せにしてくれますし、つらい時、悲しい時はよくなぐさめてもらっています。そこ、ここに小さな生が”生きてるぞ”と主張しています。”今度生まれてくる時はこの おけら かもしれない”なんて事を考えると一生懸命になって土をほっているのをみて、いとおしくなって元気がでてきます。
こんな山の中にいてもストレスはあるものです。自然を愛でる心のゆとりを忘れないでおこうと思います










柚子(ゆず)

 自然淘汰

柚子の木の下で一休みしていますと、”ぽたっ、ぽたっ。”と音がします。何の音かお分かりですか?小さなゆずの実が自然落果している音なんです。

今年は柚子の花がたくさん咲きました。去年は収量が最低だったので、今年花があって当然といえば当然とは思っていたのですが、これはちょっと咲きすぎです。
どうせ、落ちるだろうなと思っているとその通りです。梅雨の前の長雨の影響もありましょうか、落ちるのも半端じゃない。咲きすぎた木の下にはたくさんの柚子の小さな実があわれにも落ちて黒くなっています。

自然淘汰か・・・。1本の木が育てることのできる実の数はだいたい決まっています。多ければ実が小さくなるし、程よく少なければ実がよく育つ。
自分の体力と相談して、木は自分で調節しているのです。
小さな実や変形した実は真っ先に落とされてしまいます。
厳しいなぁ。もし、この中に自分がいたとしたら どちらだろう・・・勝ち組みか負け組みか・・・。
でも、その負け組みもむくろを始末するものがいて、土に帰り木の養分となる。
とすると、木は負け組みを切り捨てたのじゃなくて循環させているということ?それをさせているのは木じゃなくて自然?生と死は意味があって、自然の歯車の中にくみこまれているってことか。
なんて考えている間にも柚子園にはあいかわらず、”ぽたっ、ぽたっ。”と無常な音が響いています。

そういえば、最近柚子が以前ほどなりません。柚子の産地、物部村も地球温暖化で柚子を栽培する適地からはずれかかっているのでしょうか?
地球は大丈夫?これも、人類の自然淘汰なんて言わないでくださいよ。












 アメゴ(アマゴ)釣り

新緑のいい季節ですね。
目に青葉、山とほとぎす、初あめご(あまご)。
去年までは、ブラックバスに凝っていた我家の3太郎(男ばかりの3兄弟)も今年は渓流釣りにはまっております。

たらの芽の収穫もやっとこさ終わり、柚子の苗木の販売も終了してちょっと一段落。
休みが最近ほとんどなかったもので、近くの川にあめご釣り(あまご)に3太郎を連れて行ってきました。

いる、いる、魚影が見えてきます。!(^^)! それを見た太郎と次郎は竿も持たずに いちもくさんに河原を駆け下りました。
「こら~っ!!竿くらい持って行かんか!!」と園主。
しぶしぶ戻り竿を抱えてまたもや駆け下りました。
いくらを餌に投げるとまずは次郎にヒット!!結構いい型。デジカメを持っていってなかったので、携帯でカシャッ!

3郎(小2)が早くも水遊びをして靴を濡らしているのを注意しているうちにまたもや、次郎がヒット!!でかい。太郎の機嫌の悪いこと。

そうこうしているうちに今度は太郎にヒット!!
”すごい、すごい、お兄ちゃん。”と携帯ムービで撮ろうとして手間取っているうちにばらしてしまいました。

”お母さんのせいや。”と文句を言われる始末。”でも、釣れた事に間違いはないしね、良かったね。”とフォローを入れていると、何故か3郎がスッポンポンに・・・
”ひえー。あんたは喘息持ちでしょう。”と言いつつ着替えをさせたら今度は石を投げているぅ・・・・    (-_-;)

ブーイングの嵐の中、3郎と二人でお先に帰ってきました。今も釣っているはず。
今夜はあめご(あまご)の塩焼きにたらの芽のテンプラといきましょうか。 (^-^)













 銀杏の木の下で

どうです。この木漏れ日。
自然の程よいレースのカーテンのようになります。

その下で昼はお弁当を食べるのですがこれが又、格別。
子供達はこれが楽しみで来ているようなものです。
ツクツクボーシが鳴いています。”木漏れ日の中で見つけた 拾い忘れの 銀杏一つ” 幸せなひととき・・・・。

木と木にハンモックを張ってお昼寝といきたいところですが、現実はそう甘くない。座るやいなや、蚊がたかってきます。うちの体格のいい、どすこい長男。へたに福耳なんで、そこに蚊がとまる、とまる。
”おかあさん、耳がかゆい。”と叫んでいます。
タオルでほっかむりをする?といったら、さすがに嫌といって逃げていきました。

”おかあさ~ん。ゲームしてえい?”
”え?ゲーム (-_-;) ”
この大自然を目の前にして?とヒクヒクしておりましたら、忘れていました。朝、眠くて機嫌が悪いのでゲームボーイを持っていっていいと言ってしまったんだぁ。
”まあ、えいやんか。いままで伽(とぎ)をしてくれたんやもん。”
と主人がいいます。
”そうやね。今日は格別暑いしね。”
そうして、我が家の3太郎は車の中でクーラーをきかしつつゲームに興じるのでした。
ま、こんなもんか。飽きたら、又手伝ってくれるでしょう。









百舌の早贄(もずのはやにえ)

ゆずのトゲにバッタを刺しています。

 ゆずのトゲの不思議

柚の収穫がはじまりました。
豊かな芳香を放つ柚の収穫。なんて優雅とお思いでしょうが、柚には無数の鋭いトゲがあるのをご存知ですか?柚畑はまるで針の山のようなのです。

皮のうでぬきと皮の手袋で防御しつつの収穫となりますが、それでもあちこちをトゲでひっかくし、刺すしと傷だらけになります。
それは、柚とて例外ではなく 風が吹く度に自分でつけた 無数のかき傷をつくっています。そのために無傷の柚というのはたいへん価値のあるものなのです。

いくら動けない柚が敵から身を守るためとは言え 自分を傷つけてはしょうがないでしょうにと当初は思っていました。
ここの嫁いで初めて柚を採った時に、父が
”これを見てみいや。”
というので指差す方向をみると そこには棘が真横から直角にささった柚がありました。
これは無残なと思いつつ、よく見ると・・・・これは不思議、鋭いはずの棘の先は柚の実にささらずに曲がっています。
”風が吹いて勢いよくささるやつはだめやけど 日に日に太る柚に棘の方が負けてくれちゅう。”
負けてくれるかぁ・・・・いい表現。そして、感動しました。

無傷の柚を重宝がるのは人間の勝手で、柚の棘は自分も他人も選ばないもろ刃の剣ではなくちゃんと自分を認識しているのだと思えてきます。
風でささるのは不可抗力ですが、柚が木の上にあるうちはその傷もいやしてくれます。

本当に自然とはよくしたものです。柚の不思議を考えつつ、今日も
”まあ、私達も外敵なんだからしょうがない。”
と 痛い、 痛い を連発しながら柚を収穫しています。








 木守り

柚の収穫もやっとこさ終わりました。
まるで黄金の花の咲いたようにたわわに実っていた柚が収穫され、柚園は緑一色に戻りました。

でもぽつぽつと黄色い柚が見え隠れします。
これは、木守り(きもり)。所によっては木守り(きまもり)とも呼ぶそうですが、ご存知ですか?

”柚がまだ、てっぺんに一つだけ残ってますよ。”
あれは、木守りにおいちょこう。”
柚の収穫に今年初めての人がいると、おじいちゃんの昔話がはじまります。

昔、昔、ある村に年寄りの夫婦が住んでおった。その年は柿の木が豊作で、喜んで収穫したが てっぺんの1つだけはとり忘れてしまったそうや。
柿の木のむこうに 人食い鬼があらわれて、今にも夫婦を食べそうに襲いかかってきた。そのとき、額に熟した柿のみがあたった。
鬼は自分の血と間違えてびっくりして逃げ帰った。
それ以来、てっぺんの一個は木守りとして残すのが風習になったそうや。

木の守り番、ひいては 自然保護の観点から動物たちの取り分、と言う考え方です。すっぱい柚も鳥のつついた後があります。
特に気をつけて残しておくわけではなく、単なるとり忘れなんですが、冬の食料が少ない時期には思わぬプレゼントとなることでしょう。
一年間丹精こめて育てた柚です。一緒に収穫してあげたいと言う思いもありますがあえておいておきましょう・・・・・










NYセントラルパークの銀杏


NYセントラルパークの銀杏

先日、NYの見知らぬ方よりメールをいただき、銀杏の保存方法をお教えしたのが縁で思わぬ申し出を受けました。

Hさんのメール、以下抜粋

                  ********************

今、セントラルパークは銀杏の宝庫です。

こちらでは、銀杏を食べるのは中国人と日本人くらいで、チャイナタウンで買うことができます。 
したがって公園で銀杏を拾っているのは決まって中国人です。一家全員でバケッを持って現れ大きいのだけを拾い小さいのは取らない。小さいのは売り物にならないのでしょう。悲しいかな、大体の日本人は買うのがあたりまえになっていると思われます。
私は、昨日時間が少しあったので、拾いに出かけましたが、中国人に根こそぎ拾われた後でした。又、日にちを改めてでかけてみます。

少量ですが、ニューヨーク、 セントラルパークの銀杏を郵送いたします

                   ********************


ちょっと早いクリスマスプレゼントのようで主人と一緒にワクワクしつつ包みを開けました。
でてきたのはかわいらしい小さな銀杏。
ご苦労して果肉をむかれたのでしょう。少し黄色みを帯びた銀杏のおなじみの臭いがあたりに漂いました。
”利き酒”ならぬ”利き銀杏”を家族でしたのは言うまでもありません。
こちらのものに比べて、小さめで淡白のように感じました。
遠いNYに思いをはせつつ Hさんのお人柄に感謝しつつ いただきました。
Hさん、最高のプレゼントありがとうございました!!



戯言2








 我、物部村がアンパンマン町に?!

我、農園の園主 宏明は結構多忙でして、あちこちで役を引き受けてきます。

”頼まれるうちが花、せっかく言ってくれるのやから よう断らん。”と申します。
去年までは農協の理事をやってたし、来年は小学校のPTAの会長だし、スポーツ会館理事とか、青年農業士(もう、中年?)とか農業委員会とか、村の活性委員会(?)だとか・・その中で最近ひきうけた役の変り種は、”こうほく3町村合併協議会”。

高知県香美郡(かみぐん)の物部村、土佐山田町、香北町の3町村が今度、平成17年をめどに合併することになりまして、いろいろと協議しております。
この中で一番人口の多いのが、土佐山田町でして、大多数の予想が”合併してもいい事はあんまりないで。どうせ、地方の山間地 物部村は切り捨てられて ますます過疎化が進み今以上に住み難くなるやろうね・・・”町名は、”こうほく3町村合併協議会”というくらいですから、”こうほく町”が有力視(香美郡の北の意味)されています。

ところがどっこい、家の園主は”いごっそう”でして(土佐弁で頑固者)”高知県の観光地として1番の集客数を誇るのは★香北町(かほくちょう)のアンパンマンミュージアム★や!!そこを中心にして、★アンパンマン町★と命名すれば、全国から視察がくるで、第2の中津江村や!!それに、自分の生産した農作物をアンパンマンの町で作りましたと言えば、宣伝効果抜群や。人は一発で覚えてくれる。話題性はだんとつでぇ!!”

と吠えています。私・・・”で、アンパンマンはひらがな?それとも、カタカナ?”子供・・・”え~!かっこ悪い。”
はたして、どうなることやら・・・・私はいいと思うのですが皆さんどう思われます?

アンパンマンミュージアムは↓
http://www.i-kochi.or.jp/hp/anpanman-m/index.html









桜


 しだれ桜が咲きました

今年も咲いてくれました。
樹齢約30年のくもん農園自慢のしだれ桜です。
父曰く、”いままでで最高!” だそうです。
道路に面しているために下の方の枝はカットされているのが残念でなりません。
この桜、道路ができたときに大きな枝をカットされて、丸坊主の状態でした。
「桜切るばか、梅切らぬバカ」 との言葉通り、数年はじっと沈黙を守っていましたが
新しい枝が芽吹きここまでに成長してくれました。
春の明るい日差しに気持ち良く枝を揺らす、若い桜です。

桜に限らず、古木を見るにつけ、その木がいままで見てきた年月に思いを馳せてしまうことって 皆さんはないですか?

みなさん、ご存知の 「坊さん、かんざし買うを見た」の
よさこい節。僧侶、純真と17歳のいかけやの娘、お馬の禁断の恋。歌に歌われるまで噂になり、二人は手に手をとって、駆け落ちをします。
そして、険しい山道を登り、
我 物部村の笹山の番所を避け関所破りを犯します。
後に捕らえられ、悲恋と終わるのですが、この
笹山の番所跡の近くに しだれ桜の古木があります。
10数年ほど前なので今はどうなっているのかは分かりませんが、もしかしたらこの桜は遠目に二人を見ていたのかも知れないなどと 浸ってしまいました。
明るい陽光の中の桜もいいですが、少し曇った日の桜もいいですね。
歴史ロマンをかきたててくれます。

この桜もこの地で いろんな歴史を刻んでいくのでしょうね・・・・・










銀杏の花粉とり


 銀杏の花粉とり

4月12、13日はギンナンの花粉とりに行ってきました。
ご存知かも知れませんが、銀杏は雌雄異株。銀杏園にも雄木はありますが、それだけでは心もとないので、受粉してやります。
下にシートを敷いて、銀杏の花を1つ1つとっては落としていきます。
高いところで7.8メートル。
3太郎達も喜んで手伝ってくれています。
昼からは前の川原で魚釣り。次郎は2匹ブラックバスをあげました。

落ちないようにバランスととっているので、夕方には足はガクガク。
花粉症気味の私は今夜は眠れそうにありません。

銀杏の花ってみたことありますか?
          ここをクリック









カラスのえんどう


 カラスのえんどう

最近思うこと。

先日、たらの木の畑の中の草を刈っておりました。まだ背があまり大きくないので鎌で刈るのですが、草の勢いに押されて、肝心のたらの木は見えなくなっています。この時期、刈っても刈ってもたくましく生えてくる雑草。
刈るというよりは、まるで地球を開墾している気分になってきます。

そしたら、畑のあちこちで パチパチッと音が聞こえるのですよね。何の音と思いますか?
これは「カラスのえんどう」の種がはじける音。
ほうせんかの種がはじけるように、さや袋から黒くなった種が勢いよく飛び出します。

繰り返される命の連鎖。与えられた生を寡黙に、ただ懸命に生きる野草を見て、今度生まれてくるなら、こういうのもいいかもしれないな・・・などと考えたりします・・・・

そして、はっ! 我に帰る。「来年は種が落ちる前に草を刈ろうっと・・・」
    (^^;)








 竹の蘊蓄(うんちく)

今、ゆずの若木の誘引をしております。
誘引とは、そのままだと上に伸びる一方の柚子の木を竹で杭を作り、ひもで地面に固定する事です。
そうすると、枝は横に広がり、木の背も高くならずに作業効率が良くなります。
普段は園主の仕事ですが、今年は若木が多い為に私も初トライ。

竹を割ったようなと良く言われます。本来竹は割れやすいものなのですが、ちょっとしたコツがあります。『木もと竹うら』といって、普通の薪割りはもと(下)から上に、竹は梢(上)の方から下に割るのが常識のようです。
割れやすい上から下へも 刃が斜めに入ればさけるようになりささくれだってしまいます。これが、「ささくれ」の語源なのかぁと変に感心したりします。
パシッと割れれば気持ちいいのですが、これがなかなか思うようにいかなかったりします。
無の境地でナタを振り下ろす・・・う~ん、奥が深い。節を残して(これにひもをひっかける)先を尖らせて完成!

竹害などと悪者にされていますが、昔は、田舎の家では竹林を持つ家が多かったようです。
それは、食料としてだけでなく、生活に竹を多く利用していたからだそうです。
竹は縦の衝撃には弱いが横の衝撃には強いので、田に水をひくパイプとしてもかなり重宝されていたらしいのです。

ところが一転、最近では竹害などと言われています。
繁殖力がすこぶる大きいことで他の木の成長を妨げ、ひいては山全体の保水力等に影響を及ぼしているそう。
さんざん利用しておいて、里山の管理ができなくなるや悪者とは・・・なんとまあ、人間のご都合主義。こういう事って多いですね。

沖縄でハブの天敵にマングースをいれたそうですが、マングースは夜行性で両者が遭遇する可能性は低かったらしい。
又、あったとしてもあえて毎回、死をかけて食料を調達するような動物はいませんよね。
結局つかまえやすいそこに生息していた小動物が狩りの対象となり、生態系が崩れたと聞きます。

自分も将来の自然破壊の加害者であるのは間違いのない事実なのですが・・
なるべく迷惑かけないように生活していきたいものです。

新緑の頃に竹林が以上に黄色いのに今年初めて気が付きました。
なに?去年台風が多かったせい?  違うのです。
これは竹の秋と申しまして、竹はこの頃に葉を落とすのです。
紅葉してるように見えても、元の方には新緑の葉が顔を覗かせています。
そう、竹は常緑樹なのです。
秋に木々が紅葉する頃には緑がまぶしく、「竹の春」と呼ばれるそうです。
「竹の秋」は春の季語、「竹の春」秋の季語。  おもしろいですよね。

竹林に風が舞い込む。
梢で攪拌(かくはん)されて、より爽やかな新しい風に生まれ変わるようで この光景には思わず息を飲んでしまいます。
私の好きな風景。 (*^_^*)












 子供達の宝物

田舎の子だからといって、毎日山や川で1日中遊んでいるわけではありません。
休みの日は ほっとけば 昼頃までパジャマ姿でゲーム三昧。
嘆かわしいと言えばそれまでですが、勝手に子供同士で山にわけ入ったり、川に泳ぎにいってもらっては 心配で仕事どころじゃありません。

昔は近所のお兄ちゃん、お姉ちゃんがたくさんおりました。そして、いい事、時には悪い事も教わりました。
「今日の事は大人には絶対に言われんで!怒られるから。」って事がたくさんありました。
が、今はいないのですから 親や地域の大人が教えなくてはいけません。
自然での遊び方を 田舎の子なら皆知っていると思っては大間違いです。
ここらの田舎でも、遠ければ車で移動しますので、案外、都会の子の方が歩いているのではないでしょうか。

今年の夏も、園主は3太郎たち(我が家の3兄弟)を引き連れて、川に向かいます。
川漁師にすべく、チャン鉄砲と金つきをもって・・・
チャン鉄砲とは、先に櫛形の尖った金属がついていて、ゴムをひっかけて、引き金を引いて魚を櫛差しにする道具です。
基本的な事だけ教えて、後は各自のやり方を観察します。1つ2つとコツを伝授していくと 自分で考えて漁を始めます。
なにやら、魚を追い込んでいる模様。次郎なんかは川の上から流れながらポイントをねらっています。
園主もこらえきれなくなって、鮎をかけ始めました。園主が鮎をねらって、そっと箱めがねを覗いていると、横から3男の金つきが、その鮎めがけて・・・・「プシュッ!」  園主は苦笑い。

園主が 「うん、様になってきた。川漁師らしくなってきた、きた。」 と一人でうなずいています。
「今度は、親父さんに教えてもらった ”こぶて” を仕込もうか。」
”こぶて” とは鳥を捕まえるためのワナらしいのです。なにやら、小鳥が枝にとまると首をはさむようになるしかけとか・・・
「え?残酷。」 と言うと、「何を言う。自分が小さいときは、お菓子があんまりなかったから、捕まえて食べよったで。」 と園主。
物があふれている現在、何もそんな事をする必要もないのですが、食用となって売られている死んだ肉は食べて、殺すのは残酷だと言うのは無責任のような気がします。
そう言う 教育もあってもいいのじゃないかと思ってしまいます。
その代わり、魚にせよ鳥せよ 命をありがたくいただきますと食べるのが供養だとつくづく思います。

こう言う事は、今までは自然に受けつがれてきたものですが、今では あえて時間をさいて 教えなくては廃れてしまいます。
きっと、こんな体験は何十年たってもけっして忘れる事のできない大切な思い出となる事でしょう。
この子達が自分の子供達に 又教えてくれる事を願います。そして、その頃にそれができるだけの自然が残っておりますように・・・願ってやみません。











土あけび



鹿の角


 土あけびと鹿の角


今日、銀杏園で不思議なものを発見しちゃいました!

先日、テレビのビデオ投稿で「これは珍しい!土あけび」と映像がでていましたら、主人が
「あれ、この間銀杏園にあったで。」 
「うそ~♪」
てんで、カメラにおさめてきました。なんと蘭の一種らしいのです。銀杏の木に寄生しておりました。夏には可憐な黄色の花を咲かせるようです。
来年は是非、花を見てみたいものです


腰が痛くなりながら、もくもくと銀杏を拾っていると・・・何?これは?
なんと、鹿の角ではありませんか。
鹿の角は枝分かれで年齢が分るらしく、これは4つに枝分れしていますので、5才以上らしいです。
角は冬の間に抜け落ちるそうですね。
今頃の秋口は角がかたく、発情期と重なって鹿が、気が荒くなっているらしいので遭遇したくないものです。

とはいえ、鹿に紅葉(もみじ)もいいですが、鹿に銀杏(いちょう)もきっと絵になりますよね。
両者とも滋養強壮に効くとか・・・
そのくもん農園でできたぎんなんはすご~く栄養ありそうな気がしてきませんか?













 ある日のユズ園


柚子には、するどいトゲあります。
皮の手袋と腕抜きをして 収穫するわけですが、それでも痛い!痛い、痛いを連発しながら収穫していると、柚子の木の上でかまきりと目があってしまいました。
「今年は、かまきりの巣が柚子の木の上の方にあるのが目立つね、おじいちゃん。」
「かまきりの巣が高いところにあると大雪とかいうけど、南国土佐でこんなに降ったら、世も末じゃぁ。」  まさかね・・・・ 

とかなんとか言いつつ、収穫作業にいそしんでおりますと、なにやらプーンと鼻をつく臭いがしてきます。
「うん、何これ?なんか獣臭い。」
どれどれと、みんながやってきまして、「うん、これは猪の臭いじゃ。夕べ、畑をほりおこしてミミズを食べた後がある。 ほら、ひずめの後もここにある。」
「これほど臭うと言うことは、まだそこらで寝よるかもしれん。」l
といいつつ、おもむろに石を拾ったかと思うと、 藪(やぶ)に投げようとしています。
「おじいちゃん、やめて~!でてきたらどうする?」
「そりゃぁ、ぼうでたたくか、石をくらわすわね。」

どうやら、本気のようです。 ついていけない・・・





農家の戯言3











 迷い鳩


たらの芽をパック詰めしていたら、なにやら視線を感じます・・・
「ん? 鳩(はと)!」
ガラス戸のあちらから、こっちの方を首をかしげながら、鳩が様子を伺っています。
私たちがいましたのは、作業小屋の中をしきった部屋でしたので、すでに鳩は小屋の中に入ってきていたのです。

当時、鶏インフルエンザが流行っていましたので、たらの芽を扱っているこの小屋に入ってきてもらっては困ると追い出しにかかりました。
でも、いくら外に追い出しても、追い出しても中に又入ってきます。

「おっ!これは、脚輪をはめちゅうよ。(はめてるよ)おまえは、伝書鳩か。鳩舎にこの小屋が似ていてなつかしくて入ってきたんやろう。」
とおじいちゃん。 だとしたら、なんとも失礼な話ですよね。^^;

その日は小屋の外に追い出して家にかえりました。が、翌朝きてみると、なんと隣の小屋にいるではありませんか。追い出した時に隣の小屋に入ったらしく、それを知らずに閉じこめたのです。
うちの小屋が気に入ったのか いっこうに出ていく気配なし。
そうしているうちにおじいちゃんは鳩を捕まえて餌をやっています。(うわぁ、飼う気だ)
脚輪に番号があるのでネットで調べればなにか分かるかもと思い検索してみると・・・

やはり迷い鳩でした。
毎年春と秋に伝書鳩レースが行われるそうです。
年間に160万羽の鳩が参加するらしいのですが、そのうち60万羽近くが帰巣できずに迷い鳩になるそうです。
迷い鳩になったもの達は、公園や神社に住み着いて生き延びますが、近年それが問題化してしているようです。
鳩には帰巣本能がありますが、今日電磁波などの影響で伝書鳩が行く方向を見失って迷うことが多いともでていました。
そうです、近くの山に携帯の電波塔があるんですよね。(私も加害者か)

ネットにあった協会に電話して番号から飼い主を教えてもらいました。
広島から鹿児島に飛ぶレースだったようです。
「ありがとうございます。日通に電話して鳩を送り返してもらえますか。着払いで届く仕組みになっていますので。」との事。

ペリカン(日本通運)が鳩を運ぶのか・・・へんに納得している自分がおかしかったりします。
電話をいれると、専用の箱をもった日通さんがやってきました。
お代は着払いで飼い主が2000円を負担するそうです。こりゃあ、飼い主もたいへんだぁ。
迷い鳩は優秀な鳩でもないだろうし、たくさん連絡があればうれしいような悲しいような・・でしょうね。
そういや、飼い主の方が電話でえらく淡々としていた訳です。

それにしても、おじいちゃんがなんだか寂しそうでした。












巣立ちの日


まだ梅雨も明けきらない7月のとある日、お隣の香北町(アンパンマンミュージアムのある町)で、たらの芽の苗床の草を皆で引いていました。

この時期の草の成長はすさまじいものがあります。引いても、引いてもたくましく生えてくる雑草ともくもくと闘っていると・・・なにやら上空から悲愴な鳥の鳴き声が聞こえてきます。
この苗床は神社の隣にあるのですが、その神社には幹の周囲が5.6
メートルくらいはあろうかという大きな杉があります。
かなりの古木なのですが、雷にでもうたれたのでしょうか、頭頂部が無残にも折れています。その折れたてっぺんの部分がうろになっているらしく、声はそこから聞こえてきます。

なんの鳥だろう? と目を凝らしてみると、ほとんど成鳥と変わらない風貌のとんびが、大きく伸びをしてけたたましい声で叫んでいます。
「え?とんび?いったいどうしたが?・・・えっ!ひょっとして巣立ちやったりしてね。」と皆であたりを見渡すと・・・
いました、いました。少し離れたところに親鳥が旋回しています。

なかなか飛び立とうとしない我が子に手本を示すかのように優雅な飛び方を見せています。子どもの泣き叫ぶ声にまるで諭すかのような大人の鳴き声で答えています。
「それ、行け~!!」  「大丈夫、大丈夫、飛べ~!!」
と、かなり賑やかな声援を送っているのに、いつまでたっても尻込みをしています。
「ま、帰る頃までには巣立ってね。」 と仕事に戻ろうとすると、
バサバサバッサ。 

やりました!飛びました!下界からの思いっきりでっかい声援に見送られつつ、なんとも危なげな初飛行が始まりました。
風をうまくとらえる事ができず、はばたきながらの不安定なよたよたとした飛び方です。
そこへ、たどたどしい飛行を見ていたつばめが意地悪をしかけてじゃまに入りました。
行く手を邪魔されてバランスを崩し、あわや墜落か・・・と思いきや、なんとかやりすごしました。

今度は、極度の緊張に疲れたのか古巣に戻ってこようとしています。羽をすぼめて着陸態勢に入りました。あぁ、本能ですね。ちゃんと必要な事はインプットされています。墜落同然に巣につっこみ、休んでいます。まずは一安心。
ハラハラドキドキの初飛行はかなりおもしろかったらしく、はや2度目に挑戦です。こんどこそ、シャッターチャンス。 カシャ!(上の写真)

得意気に何度も何度も飛行練習を繰り返すうちに風のとらえ方も上手になってきました。
その間もずっと親鳥はかなり高い所を旋回しつつ見守っていました。
まだ、狩りをする余裕はきっとないでしょう。この子が巣を離れるまで、自分と同じくらいになった子どもの為にまだまだ親鳥は餌を運ぶのでしょうね。
親も子も大きな事をなしえました。
「手を離せ、目を離すな」を生で教えられた気がしました。
風をうまくとらえ、上昇気流に乗って上へ上へ孤をかきながら滑空する日も、そう遠くないことでしょう。
近い将来の自分の子ども達の巣立ちと重ね合わしつつ、その現場に立ち会うことができた事に感謝!!





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