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蝶を誘う花

多趣味のおじいちゃんが、きれいな蝶がくる花を植えたと聞いたので見に行ってきました。
蝶を見るために花を植えるとは・・・なんとも風流人ですよね。

花とは、秋の七草の一つフジバカマ。
きれいな蝶とは、「アサギマダラ」 でした。

「浅葱色(あさぎいろ)」日本の伝統色のこの響きに惹かれてちょっとしらべてみました。
やや緑がかった薄い藍色。若い方には、薄いターコイズブルーといえばわかってもらえるでしょうか。
新撰組の羽織の色。又、切腹のときに着る裃(かみしも)の色とか。
なんか縁起のよさそうな色じゃないみたいです。
でも、大好きな色です。

羽にこの色を持つので「アサギマダラ」と呼ばれるようです。

この蝶長距離を移動するようです。
2011年には和歌山県→高知県→香港 への移動確認され、当時国内よりも早く香港の新聞に掲載され話題になったようです。

和歌山県日高町西山 2011年10月10日
  ↓
高知県香美市香北町谷相白尾林道 2011年10月20日
  ↓
中国・香港深水湾 2011年12月31日



え!高知県、それもここ物部町のお隣の香北町谷相白尾林道。
うちの柚子園、この近くにもあるんです。
がぜん興味がわいてきました。
どうやって調査しているのでしょうか?
「アサギマダラネット」なるものがありました。

捕獲した蝶の羽の浅葱色の部分に油性マジックで標識地がわかるような記号、標識者が特定できるような記号と個体番号、それに標識した日付を書き込んでおく。
調査ネットワークにマーキングしたことを登録しておけば、見つけた人が報告してくれて連絡が入るというしくみらしいのです。

おもしろいのが捕獲方法。
白いタオルを持ってグルグル回すと、飛翔中のアサギマダラが寄ってくるそうです。

羽に電話番号をいれておけば、電話がはいるかもとありましたが、なんとも乱暴な。
情緒もへったくれもありませんが、みつけたらテンションきっとあがるでしょうね。
マークの付いたアサギマダラを見つけた時は?

「あなたの好きな色は?」
「はい、浅葱色です。」 
いいですね、伝統色。


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こんにちは、店長の公文です。
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